カノンの海外ドラマ漂流記

気ままな海外ドラマ中心のブログです。ネタバレ記事中心です。

(追記●配信再開です!)「ライン・オブ・デューティ」シーズン5(配信停止中)が Netflix に帰って来ることを祈って・・・経緯をまとめます

●追記 2020/9/6●Netflix でシーズン5の配信が始まりました! 以下は7月の記事ですが、配信再開についても情報があればまとめてみたいと思っています。が、何はともあれ本当によかった!! シーズン6の撮影も再開したようで、あわせて関係者の皆さんに感謝です!●

 

 

この春、Netflixから突如姿を消した「ライン・オブ・デューティ」(Line of Duty)シーズン5

こんなに早く配信されてる! と喜びつつ、まずはシーズン4までをおさらいしてからしっかり観るぞと、のんびり構えていたんです。きっといろいろ忘れてるし、職場と家庭それぞれ忙しくなったので時間ができてから、と。

そしたら!  世界中から消えてしまいました・・・。

 

いまだに悔しいので情報をまとめておくことにします。あくまで個人のリサーチですので不充分かと思われますが。↓は、シーズン5のメインビジュアルです。

 

原因は配信する権利をもつ企業の破産問題

見つけたなかで最初の記事(Deadline)によると、4月3日、世界のさまざまな地域で配信する権利をもつ Kew Media Distribution が財政破綻をしたため交渉が難航、Netflix は24時間以内に「ライン・オブ・デューティ」シーズン5を含む幾つかのコンテンツの配信を停止する、とのことでした。

 

Kew Media Distribution の親会社である Kew Media Group の数か月にわたる財政上の問題が解消せず破産にいたったとのこと。管理会社 FTI Consulting が処理を引き継いだものの、1,000を超えるコンテンツの製作側との権利問題は複雑に入り組んでおり、法的問題が長引いている。

さらに、Netflix が提案した製作側への支払いは交渉決裂したらしい。Kew Media Group に直接支払われるものでないから、と推察されます。

 

(追記*これはつまり、配信するためには作った人なり会社なりに著作権の使用料を払う必要があるのに、その資金がなくなった。Netflix が代わって製作側に直接払う提案をしたけど、うちを通さないならだめだと拒否したということなのでしょう。ちなみに、コンテンツ使用量が最も多いのは CNN で、次が Netflix だそうです)

 

これを受けた4月7日の記事(Digital Spy)では、Kew Media Group の負債は1億ドルにのぼるらしい。8名の取締役が辞任し多数の従業員が解雇されたそうです。Kew Media Distribution が権利を有するコンテンツは11,000時間を超えるとも。

英国在住ならBBC(公式サイト)のiPlayerで視聴可能ですし、英国外でもBritBoxが利用できるようですが、わたくしの乏しい英語力ではあの複雑なストーリーが理解できるわけもなく・・・涙をのみました。

 

なお、6月9日の記事(Deadline)では、FTI Consulting は Kew Media Distribution のコンテンツを Quiver Entertainment に売却したそうです。これがどのような影響を与えるのか、関係各社の公式コメントは見つからず不明です。

ちなみに、シーズン6の権利は ITV Studios が取得したとのことでこれは安心ですね。

 

 

 

 

6月10日のシーズン6に関する記事(Radio Times)は、ケリー・マクドナルドがDCI(警部)ジョアン・デヴィッドソンとして殺人事件の捜査に加わることを紹介。↓は昨年の発表時のものです。

 

このほかにも報道されているかもしれませんが見つけられず挫折しました。ことは「ライン・オブ・デューティ」だけに限りませんので、早期解決と一生懸命作られたたくさんのクリエイションが多くの人に届くことを祈るばかりです。

 

メインキャストの3人をご紹介します

今のうちにシーズン1から感想をまとめたいなあと思案中です。つながりを整理しておかなくてはいけないドラマなので・・・。まずはメインキャストをご紹介します。

全員が毎年あらゆる賞にノミネートされるほど芸達者で人気があって素晴らしいケミストリーを生んでくれます。

 
 
 
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ロンドン警視庁のAC-12という汚職捜査専門チームです。左から、スティーブ・アーノット巡査部長(マーティン・コムストン)、テッド・ヘイスティングス警視(エイドリアン・ダンバー)、ケイト・フレミング巡査(ヴィッキー・マクルーア)

アメドラではひたすら悪役の内部監査チームですが、警察内部の腐敗や矛盾と結びついた事件を解明する活躍をみせてくれます。

 

とてもリアルでシリアスで緊張感を保ちながら驚きの展開をみせる複雑なストーリーのドラマ。ですが、皆さん仲良くて楽し気なオフショットが多くてなごみます。

現在、コロナの影響でシーズン6の撮影は中断しているようす。一刻も早い収束を祈りつつ、配信再開のニュースを待ちたいと思います。


ネタバレ感想シーズン1はこちらから。

 

Line of Duty